3/10交流型ワークショップ「多世代共生に向けて~これからのまちの暮らしを考えてみよう~」レポートby学生団体コマフク

先日の「福祉なくらしデイ」でのワークショップのレポートが、駒澤大学の福祉サークル、 学生団体コマフクさんより届きました! コマフクさんの了解を得て、一部公開いたします。
(全文ご覧になりたい方は、別途メッセージをお送りください。)
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2019/3/10 報告書
◎交流型ワークショップ&セミナー 「多世代共生に向けて~これからのまちの暮らしを考えてみよう~」

近頃のニュースで取り上げられている「孤独」、「貧困」、「認知症」、「虐待」、「コミュニテ ィ」を社会問題としてテーマにあげてワークショップを行いました。 地域のまちづくりをする時に避けられない問題だと考えたため 5 つのものを出しました。 また社会問題に加え、社会資源も自分たちで考えました。地域のまちづくりであるため、自 分の地域に存在するようなものから最新の機械等を社会資源として出しました。
◎進め方
1 模造紙に社会問題があらかじめ書かれている
2 社会資源カードが束にあって置いてあるので一枚ずつ引く
3 引いた社会資源カードを使って、社会問題の解決作をポストイットに書いて貼る
4 意見が出尽くすまで行い、頃合いをみて社会資源カードを引いて、解決策を考えていく
の繰り返し
◎参加者 一級建築士、司法書士、弁護士、社会福祉協議会の方、葬儀業者、大手電機機器企業の方、
当事者の方々(介護対象者と同居のご家族、ご両親が施設入居中の方、ほか)、介護ヘルパ ー、実家なんとかし隊メンバー、カフェの方、コマフクメンバー

(以下、一部抜粋、要約)
◎ディスカッションの意見 「テーマ」社会資源:解決策

「孤独」
学生団体:若い感性は孤独をノックする力がある
役所:夜に開いている役所の出先機関を


「認知症」
ロボット:認知症が始まる段階で気づいてくれるような pet ロボット
ドローン:田舎の夜の街を巡回する、:徘徊した時一緒に探す


「虐待」
アプリ:ゲームをしながら助けを求められる
子ども文化センター:児童虐待を防ぐために日常的に夜にも利用できるようにする 


「コミュニティ」 
ゲーム:フルーツバスケットで他者を知る 
大学生:東京で生活していても地元のことを考えてもらう 
デイサービス:教育機関と隣接させることで気軽に行ける場所にする 

「貧困」
スマートフォン:生活保護世帯にスマホを提供する 
商店街:フードバンク 
学校:学校や学童で子ども食堂 


◎ワークの感想 

・専門職の方や実際の地域の方との交流だったので、知らないことも多く色々な取り組みがあると学びました。

・ 世田谷区や参加者の地元の取り組みを聞いて自分の地元との違いを知り、地域毎の特色を学ぶことができました。

・ 資源カードで出した解決策を、実現することは難しくても、「その社会問題について考える」ということが、大切だなと思いました。 

・印象的だったのは、貧困の対策案があまり出なかったことです。これから個人的に貧困の背景や対策案について考えて行きたいと思いました。 

・ ディスカション以外でも、来てくださった方と世間話をしたり、各ブースに行って色々なことを体験できて、とても楽しかったです。