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<実家なんとかし隊とは>

親の介護、空き家問題、相続… ’実家’は、現在の社会問題に大きくかかわっています。 実家なんとかし隊は、専門家と当事者が一緒に、様々な角度から実家のお悩み解決に取り組む非営利団体です。

連絡先:domatokoagarip@gmail.com

主な活動:実家が抱えるさまざまな課題解決のための勉強会&情報交換、実家の不用品リサイクル、認知症カフェ運営、専門家による無料個別相談、出張講座、他団体や個人の社会貢献活動のアテンドなど(世田谷区中心に活動中)

実家なんとかし隊紹介動画 「せたがや居場所サミット」
https://youtu.be/YD_pzMTqYBE

<活動のきっかけと今

実家にあふれるモノの処分に悩む同世代の仲間たちが助け合い不用品リサイクルバザーを開催したのがきっかけで、世田谷区千歳烏山で2015年4月「実家なんとかし隊」を設立。

リサイクル活動を通じて、多くの同世代の当事者から「実家でなんとかしたいのは、物品整理だけではない!」「実家の問題が広範囲にわたり、解決には様々な知識や手続きが必要だが、どこから手をつけて良いかわからない。内容を理解しないまま進めざるを得ず、手間と時間ばかりかかり、とても大変で不安」という声を聞きました。

そこで2017年度より、ケアを担う側の知りたい、聞きたいに答える「実家のお悩み!解決セミナー」の定期開催を、コミュニティカフェでスタート。仕事や子育てに追われるケアラー対象の休日開催の学び合いの場はあまりないので、小規模のイベントながら、当事者、専門職、学生のほか、関連する各所から興味を持っていただき、大変意義深いイベントとなりました。

2019年度からは、仕事と介護の両立、ヤングケアラー、デジタルデバイドなどの課題解決のための特別企画勉強会を積極的に展開。その時々の社会課題に素早く対応できるように心がけています。

新型コロナ感染症の拡大により一時活動の休止を余儀なくされましたが、現在は以前の事業規模を回復するにとどまらず、活動の幅をさらに広げることに努め、無理をしない社会貢献活動を着実に進めております。

実績:講座・ワークショップ実施累計135回、のべ受講者数1527名 (2024年3月末現在)そのほか、イベントの運営、他団体との協働事業、団体や個人の支援事業などの実績多数

構成:[運営委員]8名 +[メンバー登録者]163名 +[専門家サポーター]65名 +[連携協力団体]約50 (2024年3月末現在)

主な助成履歴:「世田谷トラストまちづくりファンド」「コープみらい地域づくり助成」「東京ボランティア・市民活動センターゆめ応援ファンド」

一財)世田谷トラストまちづくりHP 当団体の過去の活動についての評価http://www.setagayatm.or.jp/trust/fund/this_year_group.html
http://www.setagayatm.or.jp/trust/fund/pdf/2018/26th_2kai_kouhyou.pdf

<活動の歩み

2015年度:実家に「モノがあふれて片付けられない」状態をなんとかするため、世田谷トラストまちづくりファンド(はじめの一歩部門)の助成を受け、実家の不用品リサイクルバザーを開催。そのほか被災地や実家の片付けサポート、勉強会も実施。

2016年度:不用品バザーコーナーを常設。地道にリサイクル促進活動を続け、初年度と同様の参加実績を維持。活動をする中、多くの参加者から、情報不足で実家の諸問題に上手く対処できず悩んでいるとの声を聞き、対策を検討。

2017年度:ケアする側が効率よく総合的に介護や相続について学べる「実家のお悩み解決セミナー&情報交換会」をスタート。総実施回数は26回、のべ500名以上が参加(2019年4月現在)。同時に賛同者向けに特典付きの無料会員登録制度を開始(2019年4月現在会員数119名)。年度末には勉強会参加の専門家チームの協力で、実家のことで「困った時に本当に役立つ連絡先」リストを完成。また地域の他団体との交流もうまれ、コラボイベントに初挑戦(「福祉な暮らしデイ2018」)、のべ約100名が参加。

2018年度:専門家チームによる個別無料相談を会員向けに開始。勉強会の参加費を、誰もが参加しやすいように値下げ(一口500円からのお気持ち制へ)。他団体とのコラボイベントも、規模や回数を拡大して実施、のべ約250名が参加。

2019年度:毎月の実家のお悩み!解決勉強会に加え、世田谷区の関連諸団体の協力を得て、新たに①深刻な少子高齢化社会を担う若年層への問題提起や情報提供②子供に頼らない終活のニーズに対応した勉強会、などを企画。企画に賛同した様々な団体からのサポートで、充実した低コストの勉強会を実現。助成金以外の資金調達額が昨年度比で1.6倍となり、今後の自立運営の基盤を形成。

2020年度:新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け、前半は活動を全面自粛、後半より徐々に活動を再開。コロナ禍で喫緊になった中高年の情報弱者問題解決のため、臨時でアンケートとスマホ・IT対策講座を実施。従来からのイベントやセミナーも一部ウェブ配信を開始。それぞれ、シニア、ダブルケアラー、ケアラー予備軍という新たな層が参加。

2021年度:実家のお悩み解決勉強会の実施回数は、この年度末に少数参加型のセミナーながら参加者総数はのべ900名超に。コロナ禍を乗り越えて、 会場でオンラインで、 当事者と専門家が一緒に、 実家の抱える様々な課題解決に取り組む。

2022年度:長引くコロナ禍の中でも講座やイベント実施実績が100回を超える。オンライン、リアルの両輪での活動スタイルを整備した結果、ハイブリッド開催ではオンライン参加者数がリアル会場参加者数を超えるケースも発生。

2023年度:感染症対策が一段落し中高年が活動しやすい環境が戻ってきたこと、認知症基本法の施行などをバネとして、ケアする側に加え、ケアされる側も主体的に関われるイベントや講座を新たに企画。地域包括、社協など自治体やその外郭団体、企業、住民ボランティアや自主活動グループと一緒に地域連携で運営開始。

(最新スケジュールは、活動情報記事をご覧ください。)